楓藤(以下楓):ごめん、今更気づいた。7月に霜夜はないよね普通。
霜夜(以下霜):遅すぎるだろ、オイ。
楓:とりあえず名前と誕生日を決めた時の経緯を辿ってみますか。まず名前の方は時雨の雨を冠にしてこれだ!と思う字を探してから夜をくっつけた。
霜:誕生日はあんたの父親からだったな。
楓:パソコン技師という点でも同じだし、拙い記憶からモデルにした部分もあったようなないような。
霜:わからねぇのかよ。
楓:ちなみに楓藤がどこか父親びいきなのはお父さん子だった上にいい方向の思い出しか残ってないからである。
霜:聞いちゃいねぇよ。
楓:まあそんな調子なので無理矢理理由をつけてみますか。
霜:いやいいから。
楓:楓藤は名前に関しては最も真面目に考えてるよ。霜夜氏の妹に教えられた。
霜:怜夜にか。
楓:怜夜によ。南半球生まれとも思ったけど日本みたいに湿気があって霜が出来る地域を探さないといけないからそれはやめて。
霜:ひねりがねぇよ。
楓:霜じゃ完全に冬だからね…ちょっと難しいわ、これ。
霜:自業自得だろ。
楓:その日は霜がすごかったとか?
霜:その日って何の日だよ…そもそも生まれてきたのは7月だぞ。
楓:でも夏っぽい名前より冬っぽい名前の方があってそうだと思う。
霜:………。
楓:なんつうか、あまりプラスのイメージないし。
霜:さらっと酷い事言ったな、今。
楓:時にはマイナスもいいことなんだよ。それに平凡すぎず珍しすぎず同名が数十人いそうな程度で。なかなか粋なことしてくれるじゃん、霜夜氏のご両親。
霜:誰が考えたんだよ。
楓:実は螺旋階段がある古いビル風の建築物を舞台にして何か書きたかったんだけどご両親丁度よさそうだね。
霜:まずやるべきことをやれ!


05.01.29up


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