始まりは、その一言だった。
「っつーかよ、クソ屍ってロリコンだよな。」
その言葉に2人は飲んでいたコーヒーを派手に噴出し、1人は洗っていたソーサーをシンクに落とした。
「ばっ、蛮ちゃん、罰当たりだよっ!」
「そうだよ蛮!!」
「…罰当たりはちょっと違うような…。」
2人仲良くコーヒー噴出し組の銀次と紘季に時雨がソーサーを拾いながらツッコむ。
「でもよ、時雨15だろ。赤屍何歳だよ?」
「……さあ。その情報はさっぱり見かけません。」
「ジャッカルを若く見積もりまくっても25以上にはなるだろ。10も離れてりゃ立派なロリコンじゃねーか。」
「じゃあ蛮ちゃん、カヅっちゃんはどうなの?」
「相手が女の魅力の欠片もねェやつじゃやっぱりロリコンなんじゃねーか?」
後日、この発言が元となり都内某所でちょっとした波乱が巻き起こったのはまた別の話である。
「じゃあ鏡!」
「あれは趣味だろ。卑弥呼を考えてみろよ。ガキだとかチチがねぇとか共通点多いだろ。」
「夏彦!」
「弥勒は知らねェ。絃巻きと同じなんじゃねーか?」
「じゃあ蛮!」
「もっとチチがあって女っぽい顔してりゃ合格だ!」
「…蛮ちゃん…。」
「…本人がいる前でそういうこと言うなよ…。」
「………まあ、気にしてないからいいんですけど。」
「っつーわけだ。ロリコンじゃなかったらアレだな、どっちみち変態だな。」
あとはシメを飾るのみの品。素敵な赤屍さん目指して苦戦中(苦戦ですか)
2004年8月中
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