「何か心当たりは?」
「………昨日理事長が奢ってくれたふぐ刺し……」
「理事長は当たってないよ?」
「いや、食ったの俺だけ。そこ!無言で携帯を取り出すな!!」
何も言わず携帯を取り出した赤屍先生に(腹痛のために)腹を抱えながらピッと指差す蓮藤先生。イコール父さん。
「っていうかどこにかけてんだよ」
「京大医学部附属病院ですが?」
「ちょいと待てやお前ー!!」
私は何故電話番号を知ってるのかが気になる。

「正確には現在京大医学部附属病院にいるであろう憂にですが」
「尚更待てやお前ー!!!」
だから知ってたのか。

「せっかくですから久々に夫婦水要らずの時を過ごしてきて下さい」
「これじゃ水要らずどころか水が多すぎて破裂して穴だらけだ馬鹿野郎!!
「なかなかうまいこと言うね、霜夜」


その後妻に「…馬鹿?」と言われへこむ夫がいた。隙間を書かないと…!

2004年10月中


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