「どうしたんだよ、卑弥呼。思いつめたような顔しやがって」
「…ジャッカルって言ったら普通血が飛び散ってて血の匂いがしそうじゃない?」
「それがどうしたんだよ」
「昨日、一緒に仕事したんだけど、香りが微かにフローラルだったのよ……」
「……クソ屍がフローラル……」
「……それ、凄く似合わないね…」
「でもどうせアレだろ、紘季がファ○リーズしたんだろ?普段は無臭のを使ってるのに間違えてフローラルにしちまったとか、そんなところだろ」
「だけど、わざわざそんなことする?紘季だってそれならファ○リーズしない方がいいって事くらいわかってるでしょ?」
「それくらいやるだろ、あのアホなら」
「せめてフローラルじゃなくてミントと間違えたらよかったのにね〜」
「…どっちもどっちよ、それ」


不意に思いついた。本人達いないのに成り立ってしまうこのシリーズって一体。

2005年3月中


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