「明日プリント配ってもらうから明後日提出ね。教科書読みながらやれば終わる程度のものにしておくから」
チャイムが鳴り終わった後、白柚さんはそう言ってガッシュとウマゴンを引き連れて教室を出て行った。
授業が終わってから水野達が集まってくる。
「朱都ちゃん!四条先生って本当に朱都ちゃんのお兄さんなの?!」
「兄貴は顔は母さん似だからねーかなり」
「お姉さんに見えるけどお兄さんなのね」
「顔は女っぽいからね」
そして中身は変人だ。
「10歳も離れてるんだな!」
「私だけちょっと離れてるんだよね。もう1人兄貴がいてそっちの兄貴も7つ離れてるし」
「へ〜」
「いつもはどこにいるんだ?」
「いつも同じとこにはいないよ。短期集中で教えたらすぐ引っ越しちゃうし。EUの中とは決めてるみたいだけど」
「すげーなー」
そうして白柚さんの話が続いていたが。
「高嶺くん!」
「ん、なんだ、仲村」
ずっと白柚さんの話だったからオレに話を振られるとは思ってなかった。
「四条先生って、今高嶺くんの家に泊まってるの?」
「ああ、そうだが」
「じゃあみんなで遊びに行っていい?」
「ああ、別に構わないが」
「ホント?よかったー」
「日本にいるのは今週中だから今週中だね」
「わかったわ!」
そうしているうちに、チャイムが鳴ったのでみんなそれぞれの席に戻っていった。
「清麿ー、次なんだっけ?」
「次は……国語だな」
「国語ー?歴史より疲れる…」
その気持ちはよくわかる。そして。
「どうもー」
「またですか!!」
入ってきたのはまたも白柚さんだった。


次で3日目入ります。もう書きません。書けません。
国語のはオチってことでよろしく!(よろしくじゃないよ)

2005年4月中


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