『妊娠20ヶ月というのは母体に大きな負担を与えるでしょう。しかし、胎児においては生きている筈もありません』
高速で無感情だが不規則なキーボードを叩く音が響き、不安を覚えさせる。
『つまるところ――現実に20ヶ月の胎児だった者が存在するはずがないのですよ』
何か1つを押した音を境に、あの不快な音は止んだ。
「…『人消し』か」
『そう呼ばれるようになったのなら、私は人消しなんでしょうね。
ただし、今のままではこの無限城において物質的に消えただけに過ぎません。
ここまでは単なる第1段階で、そのものへの認識を消さない限り本当の人消しにはなり得ない。
もっとも――この第2段階から先に済ませてしまうことも容易いですし、何よりダメージが大きい。
これは…先程の彼よりは貴方に試してみたいですがね』


名前とか名字をちゃんと覚えてないばかりにこんなことに。裏風鳥院の人達。1人消しましたね。(他人事か)
思いついたはいいが本編に組み込むのは難しそうなのでこっち行きになった品。
なんかもう最近のGBはとりあえず斬りたい人が多いのだけどどうしようかこれ。(使用するものは長刀でも短刀でもこの際ギターでもなんでも良しです)

2005年5月中


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