「あ、白柚兄」
「白柚さん?」
私が指差した先は公園のベンチで、そこに白柚兄が倒れていた。
「………」
「………」
白柚さん大丈夫なのか?つうか生きてるかな?ということでガッシュが行きそうなとこを巡りながら帰ることにしたけど、本当に死にかけてるとは思ってなかった。
「帰ろうか」
「そうだな」
「キミ達ちゃんと気づいてるんだから相応の反応しなさいな」
白柚兄が力の限りで起き上がって、また倒れた。
「いつからそこにいるの?白柚兄」
「お昼ぐらいかな…ガッシュ君が女の子に追いかけられながらここに出てって、その前からここに……」
「………」
「………」
「ねえ、本屋寄っていい?」
「ああ、構わないが」
「だーかーらー、仕方ないでしょーに…」
こうなっちゃうと仕方ない。
「清麿、鞄預かる」
「遠回しにオレに運べって言いたいのか」
「こういう時って俺が2人の鞄持って2人で協力した方が早いんじゃない?」
まさか総ツッコミ(ただし2人から)されるとは思ってなかった。
白柚兄基本はボケだから。なんか久々に(本当に久々に)ガッシュっぽくなったような気がする。
この辺で3日目は切ることにして、4日目は友人各位が訪ねてくると思います。(決めてないのか)
2006年3月中
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