近所の奇妙なお兄さん

「Are you ready?」
『こういう時兄貴なら、「イエス、アイアムフリー!」って言うよ』
和槻(のお兄さん)が、よくわからない。
「君のお兄さんは間違ってるね。freeは形容詞だから、そこは名詞のfreedomでなければならない」
ついでに、今同じ部屋にいる奴も、よくわからない。
『俺もそこツッコんだら、「こういうのはノリでいいんだ。結果的に、相手には東洋人だから仕方ないと思われて、大まかな意味は理解されるから、問題はない」って言われた』
「君のお兄さんの言葉は一理あるが」
「君のお兄さんの話はよくわかったから、早く進んでくれないかな和槻ー!」
創也の口を塞いで、ぼくはマイクに向かって叫んだ。
このままボケ倒され続けたら、ぼくはどうなってしまうんだ。


多分、疲れるだけです。ご無沙汰ですトム&ソーヤです。正直前回以降書くとは思ってなかった。(………)
正確にはこの場にボケは1人(創也)しかいないんだけど、話の中に強烈なボケ(和槻兄)が出てくるから弟もボケっぽく見えるだけである。兄は普通に変人なボケ。というよりツッコミ待ち。弟は兄に感覚狂わされつつあるツッコミ。間違ったことは言ってないとは思うけど、ストレートには納得出来ない。
1回和槻兄はとあるところで出てる(一般には非公開なので特定は出来ないと思う)のですが、あれだと科白は3つ。道を尋ねられてそれに答えただけだからエキストラ程度の出演だけど、既にあそこで変わった人になってる所が凄い。それだとハースタンテスバージョンなので相変わらずのようだ。
このお題を考えてた時点でまさかこの人の事を指してるとは思ってもいなかった。
都会トムで変換書いてるとこを発見して(しかもループしててそれだけで笑えた)、読んでたら何故か「イエス、アイアムフリー!」が出てきて勢いで作ってしまった異作。これのお陰でそのうち中間もちゃんと書いて変換にする可能性も出てきた。

2006年8月中


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