if......case.4が続いたら その後

翌日 午前10時
「時雨さん!おはようございます!今日はグレーなんですね!」
「…花月さん、ですか」
「? お疲れですか?無理しないで休息を取った方がいいですよ。時雨さんはいつも働きすぎですから」
「いえ……次から把握出来ないように私は動いてた方がいいかと思って」
「?」
「すみません、こっちの話です」
「あっ、ちゃんと栄養は取って下さいよ!あと貧血気味でしたら鉄分を摂取して」

翌日 午前10時15分
「あ!時雨センパイおはようございます!」
「ああ、おはよう……」
「センパイ、疲れてませんか?」
「いや、平気」
「それと、昨日……」
「昨日…」
「…やっぱり、なんでもないです」
「(…なんかしたのかな、あの人……)」

翌日 正午
「おい、時雨。昨日は結局何だったんだよ」
「…昨日…………」
「そうそう!明らかにいつもと違ってたよ!ちゃんと教えてくれなかったし」
「あれは、まあ……」
「やっぱ主張しても意味はねぇけど思ったよりはチチあったな」
「………」
「………」
「……私がどうこうより、今から背後に気をつけた方がいいと思いますよ」
「蛮ちゃん、オレもそう思う」

2日後 午後5時
「しかし、昨日は大変でしたねぇ」
「…あまり掘り返さないでくれませんか、その話」
「彼女の気紛れは恐ろしいですね」
「すみません、目線が不愉快です」

3日後 午前11時
「あ、そうだ。時雨さん鏡からいっぱいパソコン貰ってたよね!」
「あれはパソコンじゃなくてワークステーションの方が多かったけどね」
「そうなの?でも時雨さんだったらやっぱりそっちの方が向いてそうだよね」
「それでもまたすぐいっぱいになっちゃう可能性もあるけど」
「それはちょっとやりすぎなんじゃない?」

4日後 午後2時
「あ……どうも」
「時雨……」
「…なんですか、夏彦さん」
「お前も年頃なんだな……」
「なんで思春期の娘を持つ父親の目線なんですか」

5日後 午後7時
「時雨、今日は普通なのね」
「あれはまあ、特例というか異例というか……」
「そうよね。有り得ないわ」
「有り得ない、ですね、普通は……」
「疲れてんの?あたし1人でも問題なさそうだから休んでもいいわよ?」
「いえ、大丈夫です」
「蛮達が後つけてたの知ってた?」
「すぐわかりますよ、あれ。あと多分花月さんは最初からいたような…」
「やっぱり疲れてるんじゃない?
「問題ありません」

1週間後 午後2時半
「あー、鏡だ。時雨さん気に入ってくれた?」
「何を?」
「いっぱい買ってたじゃん、ワークステーションとか!」
「ああ…うん」
「うわっ、珍しい!」
「それでか…」
「? どしたの?」
「いや、なんでもないよ。そういえば」
「ん?何?」
「あの後うまくいった?」
「…何の後?」

1週間後 午後3時
「お、鏡はん。この前はどうしたんでっか?」
「この前?」
「えらい殺気立っとったやん。やっぱ卑弥呼ちゃん?でもって美堂はん絡み?」
「ああ……それもあるかな」
「? 時雨ちゃんの方もなんかあったん?」
「あったと言えばあったね……」
「? いつもどおりやなかったんやろか、鏡はん」

1週間後 午後3時半
「鏡クンって意外と凄いね」
「意外って、失礼だね、MAKUBEX」
「行動が時雨そのものだったよ」
「うん……ちょっと真似してみてたから」
「でも今日は凄くないね」
「…………」


ダイジェストでどうぞ、といった感じで。これもまたご無沙汰。つうかFEばっかでGB放置してた感じがする…。時間は大体の目安で 。
花月の話を最後まで聞かないのはいつもの事で、テンションも高い。グレーは話に出なかっただけだと思います。
昨日のことに関してはお互い忘れようと思う部分があったと思う。
うちの美堂さんはよく墓穴を掘ります。多分夏休み日記からこうなったんじゃないかと。
何でこの人この中じゃ1番普通にセクハラなんだろう。彼女は勿論あの人。
やりすぎだよ、時雨。部屋が傾いてもおかしくないよ。
拍手でもいただいたのだけど、うちの夏彦の位置づけはやっぱりよくわからん。「過剰なシスコン」が正解のような気がする。つうかなんでそんなの知ってるんだ時雨。(父親いないから楓藤にもわからないし)
時雨はすぐ気づくのが当たり前なので曖昧だとやっぱり調子悪く見える。
購入には鏡のポケットマネーとクレジットカードを使ったらしい。ちなみにその日紘季と鏡(時雨)は話してません。
時雨はああはなれない。対時雨での「いつもどおり」は貰える物貰ってあとはポイ。(酷いけどあまりそう感じない…)
MAKUBEXが毒舌。これの前にヤツから何か聞いてたんじゃないかと思われる。この日は計算通りだったようだ。
大体誰だかわかりますよね、これは。名前出てない人結構いるけど。

2006年8月中


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