人間って切羽詰るとよくわからなくなる
「こうなったらまや子を呼ぶしかねぇ!」
「そんな人いましたっけ?!っていうかそれさっちゃんさんのケータイですよ!」
「『まるでやる気がなさそうな子』、略してまや子ちゃんだ!」
「マダ男のノリ?!っていうかニート?!ニートはギリギリいないんじゃ……桂さん?!」
「ニートじゃねぇしヅラはヅラ子だ。そうじゃなくて紅月だ」
「紅月さん?!なんでまや男じゃなくてまや子?どうなってるんですか!っていうか銀さんがニートですよ」
「うるせーな、いろいろあるんだよ」
『はい、こちら紅月薬局』
「あっ、もしもしまや子ちゃん?今何してる〜?」
『……二度とその名前で呼ばれることはないと思ってたんだが、俺……』
「まぁ何しててもいいから頼むぜ。こちとら上様がいらしてんだよ」
『よくわかんねぇんだが……上様って誰?』
「はぁ?上様っつったら上様に決まってんだろーがァァ!」
『もしかするとだな坂田、俺その上様と顔見知りの可能性があるんだが、それでもか?』
「………」
『どっちにしろ今は調合してっから無理だな。今でなくても行かないけど』
「おい、待て切るな、それなら嬢ちゃんでも」
『凍え死ぬぞ』
「………」
「…紅月さんは諦めましょう、銀さん」
「……そうだな」
銀魂128訓のネタ。どうにも夫婦が目立ちますね銀魂。多分世界観が好きで始めたからなんでしょうが。それ以前にいろいろありそうだ。
この人達はまず奥さんの話を書くべきだ。これだけじゃ「とにかく冷たいんです」としか書けない…。
2006年11月中
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