濡れた毛先に溜まる滴

「あ、蓮藤ちゃん勝手に上がらせてもらったよー」
風呂から出たら、居間にはあの2人がいた。
「お風呂上りかお嬢。ああほらちゃんと髪を拭きなさい」
「いつも自然乾燥ですけど」
「駄目だ。風邪引くだろうが」
腕を引っ張られて無理矢理ソファに座らされた。
「……そういえば、髪を拭こうとした人は今までいなかったような…」
「ということが私が1番最初か!」
「いえ、多分ショウかシュウが1番最初」
「………下心有りだと私が1番」
「張り合わなくていいです」
「将来の旦那に悪いからやめなさいって」
「それ誰ですか」
「そうだ。そんなものまだ決まっていない!」
「四ツ谷君じゃないの?」
「まあ、可能性高いのは彼でしょうけど」
「そうなのかお嬢……!」


GB終わってからの時雨。2人の名前はまだ思いついてない。別に気分で出したくなかったとかそういうわけではない。いや本当にどうしよう。
キャラ付けは、お嬢って呼ぶ人と苗字でちゃん付けで呼ぶ人がほしかっただけです。お嬢って呼ぶ人の方が変人度は高いと思う。
ネウロの頃には既にこうなっている。紘季以外とは縁遠くなりそうな気がする。時雨の話として考えると。紘季はほら、うちのキャラだからギリギリで。
そして楊クンフラグはより確実なものに。間違いなく彼が1番平穏。
タイトルはそんな時雨を見てそう思ってこうなったのだと思う。(アバウト)

2007年3月中


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