リモコン紛失事件ファイル vol.3 ただでは済まない

「あっ!これ…」
「あったんですか?!」
「……エアコンのリモコン…」
「………」
「………」
「視線が痛いよ2人共」
それは自業自得だ。
「エアコンのもなくしてたんですか?」
「ここはビジネスホテルだからサイドテーブルに内臓されてなかったっけ?」
瀧さんの尤もな発言を受けて、暗先さんの視線がエアコンのリモコンに戻る。
「あ、これ瀧さんの家の!」
「シールの剥がれ方がうちのっぽいね」
「なんでこんな意味無い物持ってきてるんですか。同じメーカーの別の製品だって利かない可能性あるのに」
「咎める個所はそこじゃないです、暗先さん」
「なんでだろうね。ちょっと思いだせないな」
「ある意味覚えてたらもっと嫌ですよ…って、あるじゃないですか」
「え?」
「あ!」
2人が背を向けている、元は瀧さんのスーツケースが置いてあった場所にそれはちょこんと置かれていた。


あれ、終わらない?と思ったら終わった。もういっそ最初から最後までぐだぐだにしてしまえ!な気分でした。そして上手く書けなかったので尻切れトンボに。もう1回分続いてたらいい方だと思います。

2007年7月中


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