新生リバースサイド合宿大会 1日目夕食

「私の料理は誰が食べても『不味くはないけど特においしいというわけでもない』と言われますけど」
予想通り、というよりいつも誰にでもされる顔をされた。
「…ある意味素材の味がよく引き出されてるな」
「無理に褒めなくていいですよ」
しかしそれは100%変わらないと受け取っていいんだろうか。
「大概の事は人並み以上にこなすから美味しいと思ってた」
「普通は悪い事ではありません」
「ごめん…」
謝られても困るしかないのですが。
「紘季には『時雨さんもっと心込めないと!』って言われました」
「それだ!」
「単なる養分摂取に心も何もないと思うんですが」
「むしろ考え方から直さないと」
「結局普段通りな気もしなくはないんですが」
本当に飯盒炊爨しなかっただけマシか。


手順を完璧に再現し過ぎて特徴のない味になるのが時雨の料理。食べれない味ではないので時雨が変えようとすることもなく、誰かが細かく指示しないと一生このままと思われます。言えば直るけど的確に指示出来る人がいなさそう。
今更だけどこの3人、仕事モードで時雨の部屋に篭りきり状態になることは少なくないと思います。お仕事中はカウントしないのだろうか。


2007年10月中


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